意外に思われるかもしれないが、中国国家統計局(国家统计局)からは様々なデータが公開されている。
中でもITエンジニアとしては、中国のIT産業従事者の平均賃金は気になるところ。
今回は都市部の雇用者の産業別平均賃金を見てみる。
都市部の産業別平均賃金
以下は国家統計局が「按行业分城镇单位就业人员平均工资」として公開する、2021年時点の都市部の産業別平均賃金(年収)である。
- 全体
106837元(前年：97379元) - 農林畜産漁業(农、林、牧、渔业)
53819元(前年：48540元) - 製造業(制造业)
92459元(前年：82783元) - 電気、ガス、水道の生産・供給業(电力、燃气及水的生产和供应业)
125332元(前年：116728元) - 建設業(建筑业)
75762元(前年：69986元) - 卸売・小売業(批发和零售业)
107735元(前年：96521元) - 宿泊・飲食業(住宿和餐饮业)
53631元(前年：48833元) - 金融業(金融业)
150843元(前年：133390元) - 不動産業(房地产业)
91143元(前年：83807元) - 情報通信・コンピュータ サービス・ソフトウェア産業(信息传输、计算机服务和软件业)
201506元(前年：177544元)
さすが中国、2021年のゼロコロナ政策まっただ中にありながら、どの産業も10%前後の伸びである。
予想通りというべきか、他の産業と比べてIT産業へ従事する人たちの賃金はかなり高い。
2021年時点で１元は約17元(現在は約20元)であることから、IT産業の平均賃金は約340万となる。
また、産業ごとの格差は日本と比べ物にならないほど大きいようである。
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