中国の地域別ソフトウェア産業の収益ランキング

中国人民政府は今年2月2日「2022年软件和信息技术服务业统计公报」なる統計データを公表している。この公表には中国のソフトウェア産業の全体像が記載されている。

今回はその中で、地区別・市・省別のソフトウェア産業の収益状況を紹介する。

地区別の収益状況

2022年软件业分地区收入增长情况

ここで中国の地区を整理する。

  • 東部地区
    河北省、北京市、天津市、山東省、江蘇省、上海市、浙江省、福建省、広東省、海南省
  • 中部地区
    遼寧省、黒竜江省、吉林省
  • 西部地区
    山西省、安徽省、江西省、河南省、湖北省、湖南省
  • 東北地区
    内モンゴル自治区、陜西省、寧夏回族自治区、甘肅省、新疆ウイグル自治区、西藏自治区、青海省、重慶市、四川省、雲南省、貴州省、広西チワン族

地区別の収益状況から、中国のソフトウェア産業の中心は圧倒的に東部地区となっている。

前年比でみると中部地区の伸びが首位となっており、成都重慶を含む西部地区の発展も勢いがある。

市・省別の収益状況

2022年软件业务收入前十省市增长情况

1位は北京市上海市の約2.8倍である。

中国のシリコンバレーといわれる広東省の深圳市は同統計データによると9983億元となっていた。

地域別の差は激しいものの、前年比でみると全地域とも堅調な伸びとなっているようだ。

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